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日本国憲法 前文 南風椎 訳

日本国憲法 前文 南風椎 訳

南風椎の「森の日記」より

私たち日本人は 正しく選ばれた
国会の代表者たちをとおして行動します。

私たち日本人は すべての国々との
平和的な協力によってえられる実りと

この国土いっぱいに
自由がもたらしてくれた恵みを
かたく守っていくことを決心しました。

私たち自身と子孫たちのために。

私たち日本人は

政府によっておこされる戦争の恐怖を

もう二度と 私たちのところに

やってこさせないことを決意しました。

私たち日本人は

人々こそが最高の力をもつことを宣言します。

そして私たち日本人は

揺るぎない意志でこの憲法を制定します。

政府は 人々の神聖な信頼によるものです。
その権威は人々から出され
その力は人々の代表者たちによって行使され
その利益は人々によって楽しまれます。

これは人類すべてがもつ原則であり
この憲法は その原則にもとづいています。
私たちはこれに反する どのような憲法
どのような法令 どのような詔勅も排除します。

私たち日本人は 永遠の平和を願います。

私たち日本人は 
人と人との友好関係を支配している
高い理想を 心から自覚します。

私たち日本人は
平和を愛する世界の人々の正義と信念を信じて

私たちの安全と存続を 守っていくことを決めました。

平和を守り 専制政治や奴隷制、圧制や偏狭を
地球から永久に追放しようとしている国際社会で
私たちは 誇り高い地位を占めたいと願っています。

世界中の人々が 恐怖も欠乏もない
平和な暮らしをする権利を持っているということを
私たちは認識しています。

どのような国でも
自分の国のことだけを考えてはいけない、という
政治道徳の法則は
誰にもどこにでも通用するものだと
私たちは信じています。

自分の国の主権を保ち
他の国々と対等な関係をもとうとする
すべての国にとって
この法則に従うことは義務なのだと
私たちは信じています。

私たち日本人は
国の名誉にかけ 全力をあげて
これらの高い理想と目的を
達成することを誓います。



1994年に上梓した『日本国憲法 前文』(三五館)の全文です。
70年代にヒッピー学生だったぼくがシカゴの書店で、日本を紹介している分厚い本を読んでいたとき、はじめて『前文』の英語原文を読みました。

それまで日本語では読んだことはあったのですが、難しい言葉遣いだったせいか、正直言ってよくわかっていませんでした。
ところが英語による『前文』は、びんびんと心に届いてきました。
(まるで『イマジン』みたいな文だな)と思いながら、書店の床に座って読んだ記憶があります。
そのころ、ジョン・レノンの『イマジン』は 60年代の闘いの日々に疲れた人たちの気持ちを癒してくれ ているかのように、ラジオからよく流れていました。

それから 20年たって、英文原文を翻訳して出版するチャンスが訪れました。
それが上の文です。原文はワンセンテンスが長すぎるものがいくつもあったので、センテンスを短く区切って訳していますが、意味は変わっていません。
日の出、落雷、蜃気楼、噴火、桜吹雪、富士の彩雲など、日本の美しい自然現象の写真をそえて編集しました。

2010年、憲法記念日前日に。

南風椎の「森の日記」ブログより(美しい記事はコチラで)


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by blue_jade | 2017-05-03 06:25 | Comments(0)
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徒然日記(音楽、鬱、ペット.介護、etc)


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