働いた週末
働いたと言っても私ごときの労働は一般の人より緩い方です。基本的に体力無くて怠け者のほうですから。
一方、忍野デッドの片付けをしているタニヤンはじめスタッフたちは、充実感の中、ハイになって仕事をしていることでしょう。本当に頭が下がります。
忍野が終わってしばらくは、タニヤンは良くコックリと瞬間寝てますから。6年経てば歳も重ねて疲れも相当なものでしょう。本当にお疲れ様です。
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先週の金曜日から日曜日まで、私の田んぼの地区の用水路の水が止まる「干し」の期間だった。慣行稲作では秋に重量のあるコンバインが入れるように土を固く締める役目と過剰分げつを止めて稲の根を張らせるために地域全体の水路が干上がる恒例行事だ。山の中の田んぼなら水管理は好きなようにできるが、私の田んぼは村の中なので地域のやり方に沿う必要がある。
しかし、基本自然農では干しはやらないことが多く、他の田んぼは水を抜くが私たちの自然農の田んぼは、出来る限りいっぱい水をためて水の無い3日間を何とか水を張った状態に工夫するのだ。
それでも自然に地下浸透で田んぼの水位は下がる。そして下がった時には必ずモグラが出て穴を開けて、さらに田んぼの水を減らしてしまう。そのためにこの三日間は目を離せなかった。
おまけに今年は昨年と同じにイチモンジセセリという蛾の幼虫「イネツトムシ」が発生してしまい、その駆除にも追われた。薬を使わないので一本一本の稲を見て幼虫を指で潰していくしかない。これも忍耐と時間が必要だった。
忍野デッドにはもともと土曜日しか行けない予定だったが、バンドの出演も無くなったし、日曜日に行ければと思っていたが、結局は雨で農作業にズレが出て昨日の月曜日のお昼まで働き詰めだった。
大豆の移植は7月上旬までには終わらないと時期的に遅くなるので、週末から月曜までは奥さんと一緒に全部で400本もの大豆の苗を植え終わった。この大豆は収穫後に近くの自然食品を扱う店に卸す予定なので昨年よりは少ない作付けだが、それでも400本を超える本数は植えた。
田んぼの除草、イネツトムシ害虫駆除、大豆の移植、ジャガイモ掘りや草刈りなど忙しかったが、全て終わった時には充実した気持ちになって満足だった。どうも僕は収穫よりも一つ一つの作業が無事に終わった時が嬉しいのかもしれない。昨日の夜は久し振りの充実感を奥さんと味わうことができた。夫婦で協力しながら土、日、月曜日と3日も一緒に仕事をした連帯感と、夏前の大事な大豆の移植や田んぼの最終除草が終わった安堵感を味わった。
昨夜は7月なのに肌寒くて布団かぶって寝た。日照不足で農作物への影響が気になる。おまけに今日はあちこち身体が痛い。
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一方、忍野デッドの片付けをしているタニヤンはじめスタッフたちは、充実感の中、ハイになって仕事をしていることでしょう。本当に頭が下がります。
忍野が終わってしばらくは、タニヤンは良くコックリと瞬間寝てますから。6年経てば歳も重ねて疲れも相当なものでしょう。本当にお疲れ様です。
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先週の金曜日から日曜日まで、私の田んぼの地区の用水路の水が止まる「干し」の期間だった。慣行稲作では秋に重量のあるコンバインが入れるように土を固く締める役目と過剰分げつを止めて稲の根を張らせるために地域全体の水路が干上がる恒例行事だ。山の中の田んぼなら水管理は好きなようにできるが、私の田んぼは村の中なので地域のやり方に沿う必要がある。
しかし、基本自然農では干しはやらないことが多く、他の田んぼは水を抜くが私たちの自然農の田んぼは、出来る限りいっぱい水をためて水の無い3日間を何とか水を張った状態に工夫するのだ。
それでも自然に地下浸透で田んぼの水位は下がる。そして下がった時には必ずモグラが出て穴を開けて、さらに田んぼの水を減らしてしまう。そのためにこの三日間は目を離せなかった。
おまけに今年は昨年と同じにイチモンジセセリという蛾の幼虫「イネツトムシ」が発生してしまい、その駆除にも追われた。薬を使わないので一本一本の稲を見て幼虫を指で潰していくしかない。これも忍耐と時間が必要だった。
忍野デッドにはもともと土曜日しか行けない予定だったが、バンドの出演も無くなったし、日曜日に行ければと思っていたが、結局は雨で農作業にズレが出て昨日の月曜日のお昼まで働き詰めだった。
大豆の移植は7月上旬までには終わらないと時期的に遅くなるので、週末から月曜までは奥さんと一緒に全部で400本もの大豆の苗を植え終わった。この大豆は収穫後に近くの自然食品を扱う店に卸す予定なので昨年よりは少ない作付けだが、それでも400本を超える本数は植えた。
田んぼの除草、イネツトムシ害虫駆除、大豆の移植、ジャガイモ掘りや草刈りなど忙しかったが、全て終わった時には充実した気持ちになって満足だった。どうも僕は収穫よりも一つ一つの作業が無事に終わった時が嬉しいのかもしれない。昨日の夜は久し振りの充実感を奥さんと味わうことができた。夫婦で協力しながら土、日、月曜日と3日も一緒に仕事をした連帯感と、夏前の大事な大豆の移植や田んぼの最終除草が終わった安堵感を味わった。
昨夜は7月なのに肌寒くて布団かぶって寝た。日照不足で農作物への影響が気になる。おまけに今日はあちこち身体が痛い。
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by blue_jade
| 2019-07-09 20:02
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Comments(2)
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なべ
at 2019-07-10 09:46
x
何となく気分が乗らず考え抜いた過ぎに、今年は欠席、を決め込んでいたけど、一枚の写真、ひとつの動画、せっちゃんの一言で最終日だけ出かけてきました。
行けば天国、実感しました。
どんな言葉も要らなかった、ハグと握手と笑顔の交換。
それは、日常生活には決して得られないもの、と言うのを再確認。
もう少し生きていよう、生きたいというエネルギーみたいなものを沢山の人から、肌を通して貰ったような気がしています。
来年あるなら、あそこでハグしよう。
健康に気をつけて!
行けば天国、実感しました。
どんな言葉も要らなかった、ハグと握手と笑顔の交換。
それは、日常生活には決して得られないもの、と言うのを再確認。
もう少し生きていよう、生きたいというエネルギーみたいなものを沢山の人から、肌を通して貰ったような気がしています。
来年あるなら、あそこでハグしよう。
健康に気をつけて!
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blue_jade at 2019-07-10 21:44
良かったですね。なべさんは皆が会いたがっている人だから忍野には欠かせないですよ。行って正解でしたね。僕はなべさんが羨ましいです。
私はやはり今年は直前に思いもかけない事が起こったことも重なって、行かない方に針が振れました。でも、その期間も早朝の田んぼに行くと本当に良い精神状態になりました。ああ、この何とも言えない満たされた気持ちは何なのだろう?と具体的には未だに分からないのですが、「生の幸せ」なのかと思っています。
人間関係は人の宝だと思いますが、逆に傷つく事もあります。植物はそんなことはしません。手をかければ必ず答えてくれます。僕はその安堵感の方が心地良いのかもしれません。
私はやはり今年は直前に思いもかけない事が起こったことも重なって、行かない方に針が振れました。でも、その期間も早朝の田んぼに行くと本当に良い精神状態になりました。ああ、この何とも言えない満たされた気持ちは何なのだろう?と具体的には未だに分からないのですが、「生の幸せ」なのかと思っています。
人間関係は人の宝だと思いますが、逆に傷つく事もあります。植物はそんなことはしません。手をかければ必ず答えてくれます。僕はその安堵感の方が心地良いのかもしれません。