福島原発から遠く離れた関東平野の最も西にある神奈川県の西部地域。文科省の放射線測定では地上1mの放射線量は0,1以下の最も低い位置にある地域です。
しかし、この地の南足柄市の公立学校14校(幼稚園から中学校まで)のうち、基準値超えの放射線が測定された学校は13校にも及びました。
最も高い放射線が検出された学校は、小田原市に近い岡本中学校の屋上排水溝から1.550マイクロシーベルト/毎時で基準値を超える数値です。(下記のリンクはその一覧表です)
http://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/UserFiles/File/03_machi_dukuri/09_kouhou/02_kouhou/radiation/hot_spot/o1122hot_spot.pdf
私の家の近くには南足柄市の焼却場があるのですが、そこでの焼却灰の放射能ベクレル値が低く、市は「問題ない」としています。しかし、市の焼却場は古く、近代的な焼却場と異なり、かなりの放射性物質が煙突から近隣に巻き散らかされているはずです。(新しい焼却場では焼却率が上がるため1キロ当たりの放射能の密度は高くなります) 市の環境課には「頻繁に測定をするように」と連絡していますが、3月以降1回測定があったのみです。(下記のリンクは焼却場の放射能測定結果です)
http://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/UserFiles/File/03_machi_dukuri/09_kouhou/02_kouhou/radiation/0810ashed.pdf#search=%27%E5%8D%97%E8%B6%B3%E6%9F%84%E5%B8%82%E7%92%B0%E5%A2%83%E8%AA%B2%20%E7%84%BC%E5%8D%B4%E5%A0%B4%E3%81%AE%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%87%8F%27
また、家の近くの し尿処理場からは放射性物質を含んだ粉末状に処理した糞尿を、近隣の農家に肥料として配布しています。その結果、この地域は毎年少しずつ貯金をするように放射性物質が田畑に増えていくでしょう。何とか問題提起したいと考えて処理場と自治会にも話ををしましたが、今後どうなっていくのか気になるところです。
※焼却場の煙突から水蒸気のような煙が上がっているような施設は古い施設です。近代的な焼却場は白い煙もでません。また新しい施設は焼却する火力も強く、灰を最小に少なくします。そのためキロ当たりの放射能は濃縮され高くなります。古い焼却場から放射性物質が基準値を超えることは殆どないでしょう。逆に千葉県柏市の焼却場は最新施設なので基準値超えの焼却灰が出ているわけです。
※人体に入った放射性物質の半分近くは屎尿に出ると言われます。下水道や簡易浄化槽に溜まった糞尿は処理場に送られ濃縮されます。私の家の近くの処理場(簡易浄化槽の糞尿専門)は神奈川県でも唯一、糞尿を粉末にして農地用の肥料にする施設です。 撒かれた肥料(糞尿)に入っている放射性物質は、今後何十年にも渡っての近隣の田畑に少しずつ蓄積していくことになります。
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POCO このスチールの味はラスティーにしか出せないでしょうね。
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by blue_jade
| 2011-12-04 09:26
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